名古屋城とは?

名古屋城は、徳川家康が九男の義直のために築城したものです。1945年の名古屋大空襲によって大部分を焼失しましたが、戦後に修復され、現在ではほぼ、元の荘厳な姿を取り戻しています。

名古屋城は大阪城や熊本城とならんで「日本三大名城」に数えられ、「伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ、尾張名古屋は城でもつ」と詠われるほど。

名古屋城を象徴するものはなんといっても、金のしゃちほこです。しゃちほこに使用された金の量は左右合わせて90kg(北側が44.69kg、南側が43.39kg)を超え、その光り輝く姿は圧巻の一言です。しゃちほこは北側が雄、南側が雌の夫婦一対となっています。

ちなみに、金のしゃちほこの「シャチ」は架空の生き物です。体は魚で頭は虎、尾ひれは常に点を向き、背中には数え切れないほどのトゲがあると言い伝えられています。

名古屋城の園内には美しい庭園も!

名古屋城の園内には、二之丸庭園と呼ばれる庭園があります。二之丸庭園は1600年代に二の丸御殿を造営の際にその北側に作られた「枯山水回遊式庭園」の庭で、数少ない城郭庭園です。

名古屋城は金のしゃちほこや天守閣ばかり注目されていますが、二之丸庭園もそれらに負けないくらい見応えがあります。

二之丸茶亭では、二之丸庭園をゆったりと眺めながら抹茶をいただくことができます。庭園内の散歩に疲れたら、ぜひ立ち寄って優雅なひと時を御過ごし下さい。

歴代武将好き必見!名古屋おもてなし武将隊

名古屋城の魅力は壮大な歴史を感じられるところですが、特に最近では「名古屋おもてなし武将隊」も人気です。

名古屋おもてなし武将隊は今や、ご当地に欠かせないPR部隊として活躍しており、忙しいスケジュールの中でも名古屋城の敷地内での「おもてなし演武」を定期的に披露しています。

おもてなし武将隊には「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」「前田利家」など、名古屋に所縁のある戦国武将が名を連ねています。歴史好きにはたまらない人選ですね。

名古屋城の園内では名古屋飯が楽しめる!

名古屋城の園内にはいくつかランチの楽しめるお食事どころがあり、代表的な名古屋飯はほとんど食べることができます。名古屋城内の食事・喫茶・売店は「正門横食堂・売店」「麺類食堂」「二の丸茶亭」「内苑売店」「天守閣売店」の5つあります。

それぞれの食堂で食べられる名古屋飯は、「きしめん」「味噌カツ」「エビフライ」「手羽先」「味噌煮込みうどん」など。ほとんどの名古屋飯を、名古屋城内で堪能することができます。

名古屋城園内のレストランは味にも定評があり、近所に住む名古屋人も定期的に足を運びます。名古屋城へは、ぜひお腹を空かせてからいらっしゃってください。

名古屋城の周辺にも見所はたくさん!

名古屋城のすぐそばには、各種スポーツイベントやコンサートの会場としてよく利用される愛知県体育館があります。愛知県体育館では夏に大相撲名古屋場所が開催されるため、名古屋城へお越しの際には一緒にそちらも観に訪れてみてはいかがでしょうか?

さらに、能や狂言といった伝統芸能を鑑賞することのできる名古屋能楽堂も、名古屋城からほど近い場所にあります。

名古屋城周辺の二之丸、三之丸、北園まであるいくつかの公園をまとめて名城公園といいますが、名城公園の中には「名城公園フラワープラザ」「四季の園」「芝生広場」「花の道」「子供の広場」「市民の森」「おふけ池」などがあり、そこでは四季折々の展示会やイベントが開催されています。天気のいい日には名古屋城を敢行したついでに名城公園を散歩して、イベントなどにふと立ち寄るのも素敵ですね。

営業時間は、公園内は立ち入りが自由となっていますが、フラワープラザは9時から16時半までとなっております。